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【社労士ブログ】視点で際立つ
作成日:2026/04/20
社保削減スキームがついに・・

代表の中尾です。
いつもお読みいただきありがとうございます。

社会保険料が高すぎる!
だから手取りが増えないんだ!!

という声が先日の衆議院選挙でよく言われました。

こういう声はずっと以前からあり、その対策(?)としてグレーな方法での社会保険料削減スキームが公然と存在していました。


簡単に言うと、法人の役員や理事となり、その報酬をできるだけ低く抑えることで社会保険料負担を抑えるという方法です。その法人で社会保険料に入っていれば、個人事業主や議員(!)として別に収入があったとしてもそちらは社会保険料とは関係が無いので、収入が多いのに社会保険料は非常に安く済むというものでした。

このスキームの存在は当然国も把握していたのですが、野放し状態でした。
これに対して公式な見解がようやく出たのが今月です。

一歩前進というところですが、この先、こうした法人に調査が入り、大量の役員や理事が社会保険料の資格を取り消され、自分で国保や国民年金を払うようにさせるかどうかは不明です。

与党である日本維新の会の地方議員がこうしたスキームに乗っかていたことが判明したので、政府としても動かざるを得なかったのでしょうが、こうした制度を悪用した形で不公平な負担が生じていることの是正をしない限り、今後もこうしたスキームは形を変えて存在し続けるでしょう。

色々と制度疲労を起こしている社会保険ですが、民間の保険に入る必要がそれほどないくらい手厚い給付に繋がるものですし、高い保険料も課税所得の控除に繋がりますので、一面だけを見て判断するのも早計です。

社労士という立場上、年金機構の調査への対応に奔走することも多いですが、先ずはこうした制度を悪用するようなものをしっかり取り締まったうえで、事業主さまへの調査をしてもらいたいものです。

社保削減