作成日:2026/01/05
採用・定着に失敗する意外な理由。
新年あけましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、新年最初のブログのテーマは「採用に失敗する意外な理由」です。
人を採用するにあたり、会社が真っ先に望むことは「優秀な人」と思います。
実は、この優秀な人を求める思考が採用に失敗する理由です。
そもそも、優秀というのは社内においての比較で決まります。
採用前は元々在籍しているAさんが優秀とされていたとします。そこに、中途で優秀と見込んだBさんが採用されます。ここで、AさんとBさんで比較が生じます。意識せずとも人間は他人と比較しますし、周りの人間もAさんとBさんを比較します。その結果、じつはBさんのほうがAさんよりも優秀だったということが採用後しばらくして判明したとします。その場合、以下のような問題が生じる可能性があります。・BさんよりAさんのほうが給料が高い・Bさんのほうが優秀なのにAさんのほうが仕事量が多い・AさんがBさんの上司もしくは先輩である・Aさんはすでに社内の人間関係ができているがBさんはできていないetc.上記の他に、Bさんの優秀さを活かせるような組織やマネジメントができていないということによる問題も生じるかもしれません。これらの問題を解消できないでいると、やがてはAさんかBさんが退職してしまうという事態になることも懸念されます。これが、優秀な人を求めるがゆえに起こってしまう採用の失敗です。もちろん、AさんとBさんの担当する仕事が全然違うというのであれば、こうした問題は起きない可能性が高いです。ここで、そもそもの話ですが、現時点の会社として必要な人材というのが「既存社員より優秀な人」なのか「既存社員のAさんと同等に優秀な人」なのか、または既存社員が業務改善や新たな商品・サービスの開発に注力する時間を確保するために通常業務をこなしてくれる人材なのか等の検討をしたのかと問われた時に、きちっと答えられる会社は意外と少ないように思います。「とにかく人がいないから」「社員が頼りないから」「新しい血を入れて一気に変えたいから」などの理由で採用に踏み切ると思いますが、大事なのは「現在の会社や組織の状況にフィットする人材とは」という検討をしたうえで求人をかけ、採用を決定することです。この検討をしないで求人広告をうったとしても、最近は求人票の書き方や見せ方のテクニックも発達していますので、うまく採用できることもあるでしょう。しかし、もっとも大事なのことは採用後です。求人票や採用ホームページをうまく作ろうとする前に、採用した人が活躍できる場ができているのかという検討をする必要があります。その検討をせずに採用するケースが非常に多いので、採用はできても定着しないという問題も多く見聞きします。そのために、弊所では賃金制度の見直し、「組織力診断」による適性や相性の検証などを通じて会社が求める人材の定着が叶えられる土壌づくりを支援させていただいております。特に、これまで人材紹介会社頼みのところが大きかった業種では、紹介料を稼ぐために悪質な事例が横行したり、紹介料の負担が特に公定価格で報酬が決まる医療・介護業界の健全な発展を妨げているということを国が問題視するようになったため、職業安定法に基づく省令や指針が改正されたことにより、今後はこれまでのような紹介会社頼みの人材確保では定着はおろか採用すらままならない状況になっていくでしょう。今年も「人手不足」や「最低賃金の大幅UP」「新卒者の初任給UP」の傾向が続くと見込まれますので、今までとは思考を変えて採用・定着に望む必要があります。弊所が貴社にとって「いま必要な」人材の採用・定着の支援をさせていただきます。