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作成日:2025/12/08
ヤマト運輸のベトナム人ドライバー受入れ

代表の中尾です。
いつもお読みいただきありがとうございます。

先月、ヤマト運輸が数百人の規模でベトナム人ドライバー(候補者)を受け入れると大々的に報じられました。

スキームとしては以下のようです。
・留学生で受入れ、免許取得などの勉強に取り組ませる
・資格外活動許可を得て自社の拠点でアルバイトさせる → おそらくここで適性も見るのでしょう
・免許所得後は幹線(拠点間の輸送)に従事させる

なかなか理にかなったスキームと思います。

特に、幹線に従事させるのは、
・社内便なので顧客との接点が無い
・大型車で夜間に走るのがメインなので道路が比較的すいている
・ヤマトの場合、小口の荷物が中心なので、荷下ろしはかご台車がメインとなり荷捌きに特殊な技術は不要

私も、ヤマト運輸ではないですが某大手運送会社で勤務していたので、上記のようなことは想像は容易にできます。


なお、受け入れリスクとしては
・日本の天候への対応(台風、ゲリラ豪雨、地震など)
・事故発生時の対応
・運行管理者とのやり取り(日本語の解釈の違い、ニュアンスが伝わらないなど)等

ちなみに、まだ「運送」は特定技能1号のみなので、5年で帰国となります。

福山通運もベトナムでのドライバー育成に関与しているようですので、各社それぞれに対応していくのでしょう。

運送や外国人雇用を得意とする弊所としては、今後も動向を注視していきます。