作成日:2025/08/18
上手な褒めかたとは?
代表の中尾です。
いつもお読みいただきありがとうございます。
最近は、部下や後輩を「褒める」ことも難しい世の中になってきました。
特に、たとえ褒め言葉であっても「容姿」についてはNGです。
「髪を切ったのに気付いてくれない」「いつもよりちょっとおしゃれしてきたのに誰も何も言ってくれない」という不満を特に女性は抱きがちと言われますが、気付いてほしい相手があなたとは限りません。
また、仕事ぶりを評価するにしても「私も頑張っているのに全然褒めてくれない」という不満にもつながります。
もちろん、こうしたことは法的な「ハラスメント」にはあたりませんが、職場の雰囲気は良いに越したことはありません。
そんな中でどのような褒めかたが良いのでしょうか。
先ずは褒めるポイントです。
・考えかた
・行動
・礼儀作法
こうしたことは容姿とは関係ありませんので、当然、褒める対象として問題ありません。
要は、こうした点のみに集中して褒めることにしてしまえばよいのです。これらに加えて、褒める場面をどうするかも配慮しましょう。表彰の場面ではもちろん特定の人を褒めることは問題ありません。日頃の職場の中での褒めかたについては、・その職場の人間関係・状況・内容これらを踏まえてみんなの前で褒めるのか、個別で褒めるのかを決めればよいです。「でも実際にどうすればいいのか?」というご質問をセミナーでもよく受けますが、「それは経験から学ぶしかありません」というのが私の答えです。身もふたもないかもしれませんが、事実、本当に経験してみる中でしか身につくものではありません。(セミナーをする側としては「特効薬」をお示ししたいのが本音ですが、できないものをできるというのは不誠実なので・・)
上司や先輩も人間ですから、「今のはちょっとまずかったかな・・」という褒めかたをしてしまうことは避けられません。法的なハラスメントにあたらなければ、通常のコミュニケーションの問題以上でも以下でもありません。どうしても心配なのであれば、客観的な意見を言ってくれる社内の誰かに相談してみることが大事です。セミナーではどうしても個別の職場の事情までは網羅できませんので、ご要望があれば個別にコンサルティングに入ることも可能です。人手不足に加えて最低賃金が63円以上上がることが予定されているところ、既存社員同士で争いがあっては事業にも大きな影響が生じかねません。「当人同士でなんとかしてよ」ということだけでは済まない場合もありますので、先ずはご相談いただければと思います。