代表の中尾です。
いつもお読みいただきありがとうございます。
顧問先様や行政機関での相談で、
変わらず多いご相談がメンタル不調による休職者への対応です。
うまくいかない・どうしたらいいかわからないということでご相談いただくことがほとんどですが、
その背景にあることの一つが、
対応する担当者を「責任ベース」で決めていることです。
たとえば、
A課長の部下Bがメンタル不調による休職者となってしまったとします。
そうすると、会社からは「A課長の部下なんだからA課長が対応しなさい」ということになりがちです。
一見すると常識的な話のように見えますが、
・A課長が対応者として適任なのか?
・部下Bがメンタル不調になってしまったのはA課長にも何らかの原因があったのではないか?
という視点が欠けており、そのことがのちのちさらなるトラブルに発展する可能性が考慮されていません。
また、このケースにおいてその会社に人事部があったすると「人事なんだから対応しなさい」ということになるでしょう。
その場合でも
・人事部の者がその対応者として適任なのか?
・他の業務に支障をきたさないのか?