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【社労士ブログ】視点で際立つ
作成日:2025/07/07
Gensparkで想像した未来

代表の中尾です。
いつもお読みいただきありがとうございます。

最近、Gensparkという生成AIツールを知りました。

簡単なプロンプトを入れるだけで、とても洗練されたプレゼン資料をあっという間に作成してくれます。

とても便利ですが私はこの先の仕事のありように一抹の不安をおぼえます。

それは、「これからはAIが作ったものの間違い探しが仕事になるのだろうか?」ということです。

時々、「書類(あるいは規則)を作ったから、ちょっと見てほしい」というご依頼があります。

簡単なものならお受けしますが、ボリュームが大きいものや、たとえば助成金の申請書といった影響がとても大きいものはお断りすることが多いです。

なぜなら、人が作ったものに対して私はその「出発点」「発想」「意図」「過程」「期待する結果」などを知らない状態なので、単純に字面だけを見て何かを判断することはできないため、上記の要素を一つ一つ確認しながらチェックすることは、一から自分が作るより工数がかかるうえ、ミス発生の確率も上がるからです。

生成AIも同じことで、いくら見た目や内容が一見素晴らしいものを一瞬で作成してくれたとしても、一瞬ですので当然過程は全く見えませんし、そのうえ何かあっても責任は全く感じてくれませんし法的にも問えない(規約でその点は予防している)ので、本当に自己責任の世界になってきます。


もちろん、世の中の流れはAI一色ですし昔は良かったなんて言うつもりもありませんが、本来、こうしたツールによって人間はより創造的なことに集中できると言われていたのが、実は創造的なことはAIに取って代わられて、人間はそこに何かしらの欠陥があるかどうかをチェックするだけの存在になるのかなと不安になりました。

ましてや、生成AIがより高精度になればなるほど、欠陥の発生率が低くなるので、よりそれを発見するためのチェック機能も精緻にしなければならないとなれば、チェックする側の負担はますます大きくなるのではないかとも想像してしまいます。

心配ばかりしても仕方ないので、私なりにAIの活用は進めていますが、上記のような不安に加えて有料版の使用が増えると金銭的な負担も大きくなるので、課金は慎重にしつつ活用していこうと思います。