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【社労士ブログ】視点で際立つ
作成日:2025/05/26
リーダーのあるべき姿、リーダーシップとは?

代表の中尾です。
いつもお読みいただきありがとうございます。

部下を持つようになった社員が直面するのが、

「リーダーのあるべき姿とは何か?」
「リーダーシップとは何か?」

という疑問です。

その疑問の解消のために、

リーダーシップについての本を読んだりセミナーを聴いたり、

社内の先輩や上司に相談することが普通でしょう。

そうしたときによく出てくるのが、

「リーダーとして必要な〇つのこと」
「優秀なリーダーがしている〇つのこと」

という答えです。

それはそれで説得力のある答えだと思いますが、

私がもしこうしたことについて尋ねられたら、

「そんなことより目の前の部下のことをよく観察してください」

とアドバイスします。

なぜなら、

大事なのはリーダー自身の要素ではなく、

部下から見たときにそのリーダーがどう見えるかということだからです。

いくらリーダーとされる人が「必要な〇つのこと」をそなえ、

その人の言うとおりにしておけば安全だとしても、

部下が本当に求めていることはそこではないからです。

では何を本当に求めているかというと、

「自分のことをよくわかってくれている」ということです。

試しに、

AIにリーダーに必要な要素を聴いたところ以下のようなものが挙げられました。


1. コミュニケーション能力

2. 判断力

3. 行動力

4. 責任感

5. 学び続ける姿勢

6. ポジティブ思考

7. 公平さ

8. 他者を尊重する心

9. メンバーのモチベーション向上

10. チームビルディング

確かにこれらはリーダーであるその人自身が組織が求める成果を出すために必要なことと言えそうです。

一方で、

1・7・8・9・10は相手である部下のことをよくわかっていないと発揮しようのない要素です。

半分はその前提として部下のことをよく観察し理解していることが前提なのです。

また、

一般的にリーダーは自らが仕事をするのではなく、

いかにして人に仕事をしてもらうかということが求められます。

そのことを踏まえると、

やはりリーダーに真に必要な要素は人(部下)への観察力こそが求められると思うのです。

観察力と言ってもそんなに特別な能力ではありません。

日頃の言動をジーっと観察し、

どういうときにどんな言動をするのかを素直に見聞きすることです。

できれば日々記録を取っておくことで、

人事考課の時にそれが根拠資料としてとても役に立ちます。

観察することなのでお金もかかりません。今日からできることでもあります。

ぜひお試しください。
きっといろいろな発見があると思います。