作成日:2025/01/06
ビジネスチャンスはどこに??
代表の中尾です。
新年あけましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、新年最初の当ブログは
「ビジネスチャンスはどこに??」
というタイトルでお届けします。
雑誌『企業実務』2024年2月号に、
「同期と非同期」
というタイトルのコラムが掲載されていました。
筆者は菅俊一という映画作家さんです。
以下、私なりにこの記事の内容をまとめます。
世の中は、
たとえば公共交通機関やごみ収集のように一定の時間に行き来しするものに対して、
それに合わせるように私たちは動きます。
これが「同期」です。
社会は様々な人たちがそれぞれ自由に生活していますが、
システムとして仕組みをぐるぐる回すためには、
期日を決めてみんながそれに合わせる必要があります。
つまり、何かに「同期」することで社会というシステムが回っているのです。
一方で、
個別のニーズに合わせてサービスを提供するものもあります。
これが「非同期」です。
社会システムとは違い、
個人や一企業の都合に合わせるのでコストは割高になったり納期は長くなります。
自由競争の下では、
コストもそうですが、
「納期」をいかに早めるかというところにビジネスチャンスを見出すことがあります。
例えば、アマゾンは当日配送で「納期」で差別化を図ることで飛躍した面があります。
「資本主義とは納期である」という名言があるそうです。
納期をきっちり守らないと経済は回りませんし、
他社より早い納期を実現することで競争力を高めるという発想で今の経済は動いていることもあります。
冒頭に紹介したコラムの文脈でいえば、
これまで「同期」(供給側のニーズに需要側が合わせるしかない=個人や一企業の自由は制約される)だったものを
「非同期」(需要側のニーズに供給側が合わせる=個人や一企業の自由は制約されない)に移行できれば、
そこに大きなビジネスチャンスがあるかもしれません。
弊所のような社労士事務所は、
基本的には国が決めたルールに則り動く「同期」の側面が多いのが特徴ですが、
一企業のニーズに応える「非同期」の能力を磨くことで、
ビジネスチャンスがあるといえます。
弊所は「賃金」「外国人」「事業承継」という個々の企業ごとにニーズが異なる分野を得意としていますので、
初めから「同期」「非同期」を意識していたわけではないですが、
この2つの概念を当てはめることで、
まだまだお役に立てそうなところがたくさんありそうに思います。
「鳥の目と虫の目」と言ったりしますが、
「賃金」「外国人」「事業承継」が鳥の目なら、
それぞれの分野の細かなニーズを「虫の目」で捉えることで、
より良いサービスを提供することができそうです。
2025年7月末になると、弊所が開業して丸5年になります。
節目の年は、
「同期(鳥の目)」と「非同期(虫の目)」を意識しながらお客様と向き合うことで、
より良いサービスを提供できるよう努めてまいります。
ご愛顧のほど何卒よろしくお願い申し上げます。