作成日:2024/12/19
社員のモチベーションを上げる最良の方法とは?
代表の中尾です。
いつもお読みいただきありがとうございます。
今朝、NHKのニュースで『若年性認知症でも働きたい』というテーマの特集がありました。
50代で発症した、それまでバリバリ活躍していた男性たちのその後の就労実態について紹介されていました。
詳細は割愛しますが、
この特集で最も印象的だったのが、
発症した社員を継続して雇用し続けている社長のコメントです。
「雇い続けることで、他の社員のモチベーション向上にも繋がる」
とのことです。
放送ではここまでしかありませんでしたが、
私なりにその意味を解釈すると、
「万が一、病気などで労働能力が低下してしまったとしても、大事にしてくれる」
というふうにほかの社員には受け止められるということだと思います。
もちろん、雇用し続けられるかどうかはケースバイケースでしょうが、
今回のケースのように、
まったく働けないのではなく、
「今までと同じことはできないが、他のことで十分に可能なら継続して雇用できる」
という柔軟な思考をもって雇用し続けるという姿勢が重要なのだと思います。
認知症というと、どうしても「何もできない人」というイメージがあると思いますが、
人によって本当に千差万別です。
私も子供のころに、ひいおばあちゃんが認知症になり、
当時は介護保険もない時代だったので、
祖母や母が自宅で24時間介護しなければならないという大変な状況を目の当たりにしました。
ひいおばあちゃんは排泄も自分でできない状態でしたので、
そうした姿を見ていたことが影響して私も認知症に誤ったイメージを持ってしまっていたことを反省しました。
放送で取り上げられていた雇用・就労を継続できている方々に対して、
精神保健福祉士のような専門家の支援があってこそという側面もありますので、
ご本人や家族だけで解決できる問題ではないという認識も重要でしょう。
今では各都道府県で「若年性認知症支援コーディネーター」が設置されているようなので、
万が一そうした状況に自分や家族、身近な人がなった場合は積極的に頼ってみることが大事ですね。
私も「両立支援コーディネーター」認定を取得していますので、
就労とご病気の治療等を両立していただくために支援させていただきます。
ぜひお気軽にお問い合わせください。