トップ
助成金を活用したい方はこちら
賃上げでお悩みの方はこちら
採用・定着にお悩みの方はこちら
運送・物流業の方はこちら
技能実習・育成就労でお悩みの方はこちら
料金表(月5千円〜)
お問合せ(年末年始休業 12/29〜1/3)
【ブログ】視点で際立つ
作成日:2024/12/16
自社の「弱み」は”薄める”もの。

代表の中尾です。
いつもお読みいただきありがとうございます。

経営分析や経営戦略の策定の場面で必ずと言っていいほど使われるツールに「SWOT分析」があります。

S:Strength(強み)
W:Weakness(弱み)
O:Opportunity(機会)*良い意味での外部環境
T:Threat(脅威)*悪い意味での外部環境

これらの要素を並べてみて、いかにして事業を有利に展開していくのかを考えるのがSWOT分析です。

ここで注意すべきは、

「弱み」を解消しようとかゼロにしようという発想はNG

とうことです。

たとえば、弊所の強みは「賃金」「外国人」「物流」です。

これらを得意とする社労士事務所が少ないなか、こうした分野を主に取り組んでいる点です。

反対に、

弊所の弱みは多くの社労士事務所が取り組んでいる「給与計算」や「助成金」への取り組みが(一般的な社労士事務所と比較して)少ないということです。

このことをSWOT分析で明らかにしたとして、

「弱みを解消するために、わが事務所も給与計算や助成金の案件を増やそう」

ということにしてしまうと、

課題は明確ですが、

「強み」である「賃金」「外国人」「物流」に費やす自社資源が少なくなるという面もあります。

もちろん、

経営上のリスクの低減という面では、

取り組む分野が多岐にわたるほうが状況の変化(SWOT分析でいうとOとTの部分)に対応しやすくなるというメリットもあります。

悩むところですね。

弊社の考え方は、

「強み」をもっと強化して「弱み」を”薄める”ことです。


取り組む分野が多岐にわたると先行投資やランニングコスト(業務システムや人件費)がかさみます。

したがって、

状況によってはそれらの費用が重くのしかかってきてしまい、

かえって状況変化に対応しずらくなるという面も否めません。

何よりも、

弊所の経営戦略(事務所の在り方)として「規模の拡大そのものは目指していない」というものがありますので、

元々の「強み」をより強くすることで「弱み」を”薄める”という発想の下、

今後も「賃金」や「外国人」「物流」といった分野を、より深堀していく事業展開をしてまいります。