作成日:2024/04/16
初任給の賃上げのからくり
4月も半ばを過ぎ、新卒者や中途採用者の迎え入れから移行して、現在は配属された部署にうまく溶け込めるよう図っている段階に進んでいる状況の会社が多いかと思います。
そんな中、「初任給の賃上げ」のニュースが相次いだ今春を振り返るのに良い記事を見つけました。
続く賃上げ 「初任給バブル」に隠されたカラクリとは
https://news.goo.ne.jp/article/itmedia_business/bizskills/itmedia_business-20240327_027.htmlこの記事では、初任給を大幅に上げた企業の方法を3つに整理しています。
1.
月額の基本給が上がるパターン
2.固定残業代込みで表記
3.年俸制で月々の報酬を高く見せるパターンそして、2や3のパターンのうち大幅な初任給を提示する会社に共通するのは、
「基本給は、各社、大差ない」ということです。
そして、記事では大幅な初任給の額を提示する方法にはらむ法的リスクについても言及されています。
とてもよくまとまった記事ですが、筆者はもっと根本的な問いをもって一連の「初任給バブル」をみていました。
それは、
「一度上げた賃金は下げられない」という点を、各社はどう考えているのかという点です。
これについては来月に某所で短い時間ですがプレゼンをする機会があるので、先ずはそこで筆者の見解がどのように受け止められるのか試してみたいと思います。
なお、弊所とお取引いただいているお客様にはすでにお答えしていますし、
それを踏まえて
「後悔しない賃上げ」のために、制度設計〜運用支援までさせて頂いております。
ぜひお気軽にご相談ください。