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社労士の視点
作成日:2024/01/12
人手不足のための対策は、「やめる」こと。

https://www.persol-career.co.jp/pressroom/news/service/2024/20240104_01/

転職サービス「doda」、「転職市場予測2024上半期」を発表

2024年上半期の転職市場は求人数が増え、活発化の見込み

〜新型コロナからの“リバウンド需要”に加え、DXニーズのさらなる拡大、

建設・物流業界の2024年問題等を背景に、転職市場は引き続き活況〜


上記のタイトルの通り、今年も転職は盛んにおこなわれる予測です。

そうすると、賃上げ圧力もそれに伴い強まってくるでしょう。

さて、今回はそうした情勢に合わせて、自社が何をするのか?ということではなく、

何をやめるか?

について考えてみたいと思います。

世の中の情報や、私どものような専門家・コンサルタントが言うことは、

ほとんどが、

何かをやりましょう!

という言説ばかりです。

・法改正があるから就業規則を改訂しましょう
・採用ページを拡充させましょう
・人的資本経営が重要ですから、先ずは健康経営認証を取得しましょう

などなど、枚挙にいとまがありません。

2つ前のコラムで書きましたが、

そもそも、

こういった言説は、誰目線なのか?

というツッコミがここで大切になってきます。

・人事や総務、経営企画など、自分の部署目線
・士業やコンサルタントの目線
・それらの施策に使うシステムなどを売る企業の目線

少し考えただけで、こうしたことが容易に浮かびますね。

しかし、本当に必要な目線は、

下記の2つではないでしょうか。

・事業の継続発展を願う、経営者の目線
・働きやすく、働き甲斐を感じられる職場・仕事を求める労働者の目線

自戒を込めて書きますが、

売る側の立場として、

ついつい、

自分の立場に応じたことを、

お客様にお話ししてしまいがちになります。

日ごろ接する情報も、

「これからの社労士は、こういう提案ができなければならない!」

というものが多いことも影響しています。

それはそれで必要なこととはいえ、

お客様にとっては直接関係のないことです。

ましてや、

これまでやったことがないことや、

ごくたまにしかやってこなかったことをやりましょう、

とお客様にいうのは、

それが必要不可欠だとしても、

お客様に負荷をかけることでもあるので、

提案でも何でもないお話です。

一方で、

今のまま、何もしないでも経営がうまくいく世の中なのか?

そうではありませんね。

何もしないわけにはいかないけど、

何かをするのは負担で面倒だし、効果もわからない。

こうした矛盾する気持ちを抱えているお客様に、

私どもが何をお話しすればいいのか?

何かをする話だけしかないのか?

そういうことを考えていると、

何かをやめる話だって、立派な提案ではないのか?

そういうことに思い至りました。

人手不足対策を例に考えてみると。

求人をかけるのは、「何かをやる」ということです。

しかし、

人が来ない、人が定着しない理由に着目すると、

今やっていることが、その原因であることも往々にしてあります。

・昔からある社内の慣習や仕事のやり方
・自爆営業や協賛など、「当たり前」と考えられている自己犠牲的な貢献
・ハラスメント行為
・複雑な給与計算
・なんとなく支給する賞与や寸志

などなど、いくらでも出てきますね。

もちろん、

やめることが簡単なこと、

慎重にならなければいけないこと、

そうした区別は必要です(不利益変更など)。

自分事で恐縮ですが、

私は社労士になる前は、物流センターで勤務しており、

上司から

「現場改善しろ」
「生産性を挙上げろ」

と毎日のように言われていました。

とはいえ、

自分には何も権限もなく、

お金を使わずに改善しろという意味でしたので、

色々と悩んだ結果、

「これ、やらなくてよくないか?」

という視点でいつもの現場を眺めると、

不思議と、ポンポンとアイデアが思い浮かび、

結果として、

だんだんと負荷の少ない現場へと生まれ変わっていきました。

物流センターなので、

主となる人材は、

パートや派遣で来られている女性や高齢者の方々でしたので、

負荷が少ない

というのは、

採用定着の上で、重要なポイントでもありました。

昔のテレビCMのキャッチコピーで、

「な〜んにもしないを、しよう」

というものがありました。

「なにかをやめる」というと、

さぼるのか!

なんて怒られそうなので、提案しにくいかもしれませんが、

何かを「やめる」というのも、立派な「する」というふうに言い方を変えることもできます。

例えば、

「今まで○○をしていましたが、それによって、△△が生じていたので、○○をやめることによって、△△が無くなるうえに、◇◆という効果が生まれるので、その結果として、作業スピードが□□速くなり、コストで換算すると▼▼下がります」

そんなのあたりまえ、という会話かもしれませんが、

こういう会話を何のハードルも感じずに、

習慣的に行える社員が、どれだけいるでしょうか?

こうしたことを一から教育するのではなく、

たとえば、既存のやり方に全くこだわりのない私どものような外部の人間がお示しすることによって、

既存の社員に、成功体験をしていただく。

簡単に言うと、

「入り口を、何かをやめるということにするのか、何かをやるということにするのか?」

どちらが簡単に始められそうか、ということとも言えます。

私どもが他の社労士やコンサルタントと異なる点は、

「入り口は、いつも、何かをやめるところから」

という姿勢・視点でお客様にお話しすることです。

・賃上げするために、何をやめるのか?
・社員を採用するために、何をやめるのか?
・既存の社員にもっと活躍してもらうために、何をやめるのか?

そうしたお話からスタートし、

対話をする中で、

だんだんと、自社に合った施策がイメージできるようになります。

私どもの支援は、

そうしたイメージ作りからできますし、

・イメージはすでにあるので、それを具現化してほしい
・制度はあるけど、うまく使えていない

というところからの支援もできます。

ぜひ、お気軽にお問い合わせください。