綱引き実験で有名な、「人は集団になると手抜きする(社会的手抜き)」心理。
これを防ぐには、集団を構成する個々人に対して、「あらかじめ」、「あなたの役割と求めること」を明らかにし、「結果の検証と今後の課題」を共有することが不可欠です。
これらは、人事制度(特に評価制度)における「目標設定→実行→フィードバック」のことと重なります。
こうしてみると、人事制度の意義は、組織を構成するメンバーが、悪気なく手抜きしてしまうことを未然に防ぎつつ、個々のもっている能力を引き出してもらうこと、と言えるのだと思います。
人事制度がない組織、あるいは運用がうまくいかない組織は、こうした人間の心理に引きずられやすいため、生産性向上が進まない面もあると考えられます。
私どもははこうした問題解決の支援を得意としています。ぜひご相談ください。